1.はじめに

NHKキャスターの池上彰氏と東京大学生産技術研究所教授 沖 大幹氏との対談。
沖氏はIPCC第四次報告書の主要執筆者でもある。
私は以前偶々購入した「水の世界」(丸善)にて知ることとなった。

http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/0i0i/103817/
(以下上記サイトから引用含む)


2.概要

・世界の9億人が水へのアクセスできない(1KM以内に飲料水がないこと)
→子どもの就学、女性の社会進出を妨げる要因

・適正な価格で供給されるべきであり、インフラ整備が必要となる
上下水道ともに必要。下水道は特にその重要性が目に見えにくい。

・インフラの整備にも当事者意識(オーナーシップ或いはコミットメント)が必要

・日本の技術はハイスペック・ハイコストとなること多し
→国際協力にもマーケティングセンスが求められる時代に:
個々の水の問題や開発について、いくつかのオプションの中から最適解を選べるような
技術体系を整える必要がある。


3.参考

・2000年の国連総会で採択された「ミレニアム開発目標」には
「2015年までに安全な飲み水にアクセスできない人口の割合を半減する」とあり。
・更に2002年のヨハネスブルグサミットでは
「2015年までに適切な衛生施設へのアクセスができない人口の割合を半減する」という目標が追加


4.考えたこと、疑問

・「開発」にかかわる主体とその関わり方は如何? JICA、研究員(シンクタンク、大学)、国連、メーカー等
・技術メニューを取りまとめるようなコンサルタント(→JICAになるのか?)が必要か?
・以前TVにて見た浸透膜等を用いた浄化装置の営業を行う企業は、JICA等技術支援主体と どういった関わりをもつのか?(持てるのか?)
・「水と水技術 VOL.2〜日本の水技術は世界とたたかえるか」Ohmsha 参照すべし