2010-02-25 NIKKEI

公認会計士試験制度

公認会計士試験制度をめぐる議論が再燃している。監査主体の人材育成に
限界があり、産業界への就職が進んでいない。新試験制度が導入されて5年。
2007年には2700人程の合格者を輩出した。しかしその1/3が監査法人への就
職が決まらずに就職浪人となっている。公認会計士資格には補修所での研修
と、監査法人での実務経験が2年間必要だからだ。こうした中、合格者には
準会計士という資格を与えることで、監査法人を経由せずに会計士専門家を
社会に送り出す声もあるが、一方会計学者は「会計士はあくまでも監査業務
を主体とすべき」と主張している。合格者は毎年2千人以下に抑えられる方針。


地域の「子育て力」が日本を再生する

学校・家庭・地域が連携三位一体の教育。学校を信頼し、地域で支える。
子どもたちは学校の勉強や宿題、運動もきちんとして、学校はそれを見守る。
国公立大学志向もその一部として受け継がれている。シンプルな価値観に基
づいているから子どもたちも迷わない。素直に受け入れ、意欲的にTり組む
のだ。そして「郷土愛」の中で育った子どもたちは、自分もふるさとで子ど
もを育てたいと思う。福井県の体力・学力トップクラスはこうして続いてい
く。福井藩藩主、松平春嶽橋本左内を輩出した地はいまもなお人材を輩出
している。